映画『シックス・センス』は、1999年に公開され、常にミステリー部門で上位の人気を誇る名作です。初見では見落としがちな伏線が巧妙に散りばめられており、考察のやりがいがありますよね。
また最後には観客の予想を裏切る衝撃的な結末が待っているからゾクゾクしますよね。
M.ナイト・シャマラン監督がその鬼才を発揮したこの作品は、今でも多くの人々に強い印象を残し続けていますね。🎥
この記事ではどんでん返しの名手、M.ナイト・シャマラン監督が手掛けたこの作品は、「ハズレなし！」と絶賛されるほどの巧妙な伏線と、ラストシーンでの驚きの回収劇が魅力のひとつです。✨
ラストで「えっ、そういうこと!?」と心をわしづかみにされるあの瞬間。すべての伏線が一気に回収される様子は、まさにエグいくらいに心に残りますよね。💥
今回は、その見事な伏線を物語全体で振り返りながら、驚愕の真実をじっくりと深掘りして考察していこうと思います。🧐
「シックス・センス」の散りばめれた伏線に対して考察していきますね。
今回紹介するのは下記の「5つ」
- 物語全体を考察：驚愕の真実とその意味
- 巧妙に仕組まれた伏線の数々：見逃しがちな重要なシーンとは？
- 結末の衝撃とその意味: 見逃せないポイント
- 再視聴で発見する新たな視点: 細部に隠されたメッセージ
- 映画のテーマを深読み：私の感想
①物語全体を考察：驚愕の真実とその意味
映画『シックス・センス』を全体的な観点から考察していこうと思います。
ネタバレはしたくないので、ギリギリのセリフやシーンを語りますが、あくまでも考察においての表現になりますのでお許しください。
シックス・センスより
- コール・シアーの「死者を見る能力」が持つ意味について考察
- マルコムの違和感のある行動からの伏線を考察
- 真実が明らかになった後の物語の再解釈は少年の治療専念の思い
コールの「死者が見える」という、オカルトすぎる話をマルコムが真剣に聞いている姿を見ると、「本当に大丈夫？」と少し心配になりますよね。でも、これって単なる治療じゃなくて、マルコム自身が抱えていたトラウマを癒すための、自分治療だったのかもしれません。
過去に治療できず、患者を自殺に追い込んでしまったマルコム。（そのときはマルコムも撃たれてます）もしかすると、彼はコールの話を聞くことで、自分の心の傷に向き合おうとしていたんじゃないでしょうか？
#子役無しでは成り立たない映画
— キャラメルpopcorn🍿 (@popcorn014147) August 13, 2024
シックスセンス pic.twitter.com/TVOeH0WU7P
ギルコールの『死者が見える』って話、最初はぞっとしました😱 でも、マルコムが真剣に聞いているのは、実は自分を治療するためでもあるということですね。過去に患者を救えなかったトラウマを抱えている彼が、コールの話を聞くことで、自分の心の傷にも向き合おうとしていたんじゃないかなぁ。なんだか、深いですよね…。
②巧妙に仕組まれた伏線の数々：見逃しがちな重要なシーンとは？
この映画は非常にスローテンポです。
普通なら見逃さないはずの伏線も、このゆったりとしたテンポの中で、見つけられそうで見つけられないのが不思議ですよね。
まるで巧妙に仕組まれた罠のように、伏線を回収できずに終わってしまうことも。
しかし、ここではそんな重要なヒントを掘り下げ、見逃しがちな重要なシーンを詳しく解説していきます。
シックス・センスより
- マルコムが他の登場人物と直接会話しない場面を考察（重要）
- 赤い色が登場するシーンの意味
- コールが語る「秘密」とマルコムの反応
- マルコムが妻との関係に苦悩するシーン
- コールの描く絵や使う言葉の背後にある意味
- ドアノブが象徴するマルコムの「閉ざされた現実」
箇条書きではこんな感じですかね。
とても抽象的ですが、あまり具体的にあれこれと説明するとカンの良い人であれば『ひょっとして・・』となる可能性もありますので、まずは抽象的に自分が気がついた点をおさらいしました。
ここで一番きになる点としては、マルコムは意外にもコール意外の人物とは会話をしていないことに気がつくとその違和感が大きな伏線になるかもしれません。
ここは自力で詮索しながら、注意深くあなたの洞察力を活かして伏線を見つけて回収作業をしてみてください。
今日、テレビ東京の午後ローで「シックスセンス」放送してたので仕事しながら観てたんだけど、ラストにホロッて泣いちゃった。
— 佐藤 正 (@manngakaki) December 17, 2018
ネタ的に言われやすいシャマラン監督の演出だけど、上手く作ってはいるんだよね。でもやはりシャマラン監督に泣かされるのは何か悔しいwww pic.twitter.com/JpPigqUIfN
③結末の衝撃とその意味: 見逃せないポイント
今でも初見での衝撃が忘れられない映画です。この作品には、ついつい熱が入ってしまうほど魅了されました。映画全体を通して巧妙に織り込まれた伏線が、最後にはフラッシュバックのように一気に回収される瞬間、観ていた誰もが鳥肌を立てたに違いありません。それほど衝撃的な結末でした。
そんな驚愕のラストを、ネタバレなしで深く考察していこうと思います。
シックスセンスより
妻アンナとの冷え切った関係はどう考察する？
映画の冒頭から10分間、マルコムとアンナはラブラブな夜を過ごしていました。
しかし、その夜は突如として侵入者によって、ワインでの乾杯が台無しになってしまいます。その侵入者とは、かつての患者ヴィンセント・グレイ。彼は「死者が見える」という幻惑が治らなかったとマルコムに訴えた後、自ら命を絶ちます。
この事件をきっかけに、アンナの態度は急に冷え切り、夫婦関係がぎくしゃくし始めます。ストーリーの流れでは、マルコムが治療に失敗したことから空しさを感じ、鬱傾向に陥った結果、夫婦関係もそのまま冷えてしまったと考えがちです。しかし、映画の最後に全ての伏線が回収されると、この関係の変化が単なるすれ違いではなく、もっと深い意味を持つことが明らかになります。
では、夫婦愛が冷めた理由を別として、アンナの行動を伏線のヒントとして考察してみましょう。
- 深い恋愛ではないが、男友達を作ってしまったこと
- 不倫とまではいかないが、店の同僚とキスをする関係になってしまったこと
- 夫婦にとって大切にしていたワインセラーに鍵をかけてしまったこと
最初は恐怖映画と間違うくらい怖くて衝撃的だったよ。でもこのシーンはもっとも重要なんだよね！
シックスセンスより
このように、マルコムという夫がいながら、火遊びとまではいかないものの、ボーイフレンドを作っていることが見えてきます。本当にあの事件がきっかけで夫婦の熱が冷めてしまったのでしょうか？
かなりの伏線を感じる流れだと思いますが、絶対最初に確認してほしいのは、
元患者ヴィンセント・グレイの言った「死者が見える」という症状はのちに出会う少年コールと同じ症状だということです。この恨まれながら自殺した元患者の症状がもう一度同じ症状の患者と出会うということも考察のひとつかもしれませんね。
モッチーマルコムとアンナ、あんなにラブラブだったのに💑、侵入者で一気に台無しに…。ヴィンセントの登場で、まさかの展開よね😱！あの事件から急に夫婦関係が冷えちゃったの、すごく気になる…。でも実はアンナが男友達を作ってたなんて⁉️本当にあの事件が原因なのかな🤔？
④再視聴で発見する新たな視点: 細部に隠されたメッセージ
この映画に対する本音は「2回以上観るべし！」ということです。
理由は簡単です。初見では衝撃を受け、2回目以降は伏線回収の楽しさを味わえるからです。再視聴することで、物語の深みや細かな伏線が見えてきて、考察すること自体が楽しみになりますヨ。
今回は、隠されたメッセージや伏線を考察しながら、映画の奥深さを一緒に探っていきましょう。
ホームアローンじゃなくて
— のりのり🐰💍 (@Scoooozi) December 14, 2018
シックスセンスですねw#沈黙の金曜日 pic.twitter.com/Wt4OwEvLDP
★伏線回収における考察ポイント
- 赤色が目立つ意味は何なのか？（ドアノブ、風船、コールのケープなど）
- マルコムの衣服が代わり映えしない、ダサい理由は？
- コールの「死者が見える」と告白するシーンの意図は？
- アンナのあからさまな態度の意味は？
これらの要素の中で、特に考察する価値があるのは、コールの「死者が見える」という告白でしょう。これは、以前に治療できなかったヴィンセントの分まで、同じ症状を解決しようとするマルコムの使命感が反映された重要なメッセージです。
さて、再視聴するときには、これらのメッセージをしっかり回収して考察してみてください。2回目、3回目の視聴でも、受け取るメッセージのニュアンスや登場人物への思いが変わってくるはずです。特にアンナの態度に関するシーンは「本当に泣けます」よ。
⑤映画のテーマを深読み：私の感想
『シックス・センス』は、単純なスリラー映画だと思ったら大間違いです。本当のテーマは「生と死の境界はどこなのか？」という、少し哲学的な思考に誘われる内容です。少年コールは、その境界線上で生者と死者の両方を見ることができるという特殊な能力を持っていたわけです。
そして、どんでん返しで明かされるのは「もうひとり、その生と死の境界線にいた人物がいた」という驚きの事実です。
シックスセンスより
今日、テレビ東京の午後ローで「シックスセンス」放送してたので仕事しながら観てたんだけど、ラストにホロッて泣いちゃった。
— 佐藤 正 (@manngakaki) December 17, 2018
ネタ的に言われやすいシャマラン監督の演出だけど、上手く作ってはいるんだよね。でもやはりシャマラン監督に泣かされるのは何か悔しいwww pic.twitter.com/JpPigqUIfN
ギルいや～、『シックス・センス』ってやっぱり奥が深いですよね！
ただのホラーだと思ってたら、生と死の境界線をテーマにした、こんなに考えさせられる映画だったなんて驚きです。あのどんでん返しには本当に鳥肌が立ちました。
あーっもう1度見てみたいなぁ…
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■総合評価＆あらすじ
「シックスセンス」のあらすじ
映画『シックス・センス』は、M.ナイト・シャマラン監督によるサイコスリラーで、精神科医マルコム・クロウ（ブルース・ウィリス）と特殊な能力を持つ少年コール・シアー（ハーレイ・ジョエル・オスメント）との交流を描いています。コールは「死者が見える」という能力に苦しんでおり、マルコムは彼の心の支えとなり、彼の能力を理解しようと奮闘します。物語が進むにつれて、驚愕の結末が待っており、実はマルコム自身が死者であったことが明らかになります。この意外な真実が物語の核心を形成し、観客に深い感動を与える名作です。
■印象に残ったセリフ・シーン
死者を見ることができる(I see dead people)
コール・シアーがマルコム・クロウに対して、自分が「死者を見ることができる」と告白するシーンです。
サイコパスなストーリーへまっしぐらかなと思って観てるこちらも不安と恐怖に落とされそうになるセリフであり、シーンでしたね。
『「I see dead people』・・・このセリフも名言だなと感じました。
死者を見ることができるんだよ(I see dead people)
コールの恐怖と孤独感がひしひしと伝わり、私は絶妙な印象を残しましたよ。
ネタバレ厳禁なラストシーンでの真実の明かされる瞬間
最高潮に驚くシーンが『自分の正体に気がつく瞬間』
このシーンはもう何十年も前ですが今でも『強烈な鳥肌現象』を覚えています。
本当に言葉が出ないとはこのことで、『えっなに？』だけとしか思わなかったのを覚えています。
最後まで観ての感想
シックスセンスを観ている間は、常に冷静に伏線を見つける要素はあったと思いますが
実に難解だったように思います。それは物語の深みにハマッてしまって緊張感がスゴイからなんですよね。
ときよりコールが見せる悲しみと恐怖の体験を母親やマルコムに説明するときは『サイコパス』の感情に陥り、伏線探しどころではなくなるぐらい恐怖感をもらうのがこのストーリを混乱させるのかもしれません。
名作とは、その深さや緊張感が何度も観たくなるものであり、『シックス・センス』もその例外ではありません。観るたびに新たな発見があり、物語の深みを再確認できますね！
本日8月6日はM・ナイト・シャマラン監督の誕生日（1970年8月6日）。
— きーちゃん@映画大好き (@keeechan_0512) August 5, 2024
代表作は「シックス・センス」「アンブレイカブル」「サイン」「ヴィレッジ」「スプリット」等。
個人的にシックスセンスはぶったまげました（笑）。 pic.twitter.com/dlWUCOgOwv
■こんな人にオススメ
「衝撃的な結末と巧妙に仕組まれた伏線を堪能したい方」にとってはとってもおすすめ！
特に今、ミステリアスで心を揺さぶられる物語を求めている方、不気味で緊張感あふれる雰囲気と驚愕の展開を存分に楽しめるこの作品は、まさにピッタリの一本です。
シックスセンス撮影中「いいのが撮れた」って満足するブルース・ウィリスを無視してもう1テイクだけ撮影を強行したシャマラン監督
— 毎日映画トリビア🎙podcast 深めるシネマ (@eigatrivia) August 18, 2024
その後ブルースの控室に呼び出され、怒られると思って行ったら
「あれを俺にやったのはタランティーノだけだ」
と褒められたらしい
結果そのテイクが本編に使われた pic.twitter.com/3W50IfszhQ
まとめ
「シックスセンス」の感動シーンを伏線5つのポイントについて解説しました。
今回紹介したのは下記の「5つ」。
- 物語全体を考察：驚愕の真実とその意味
- 巧妙に仕組まれた伏線の数々：見逃しがちな重要なシーンとは？
- 結末の衝撃とその意味: 見逃せないポイント
- 再視聴で発見する新たな視点: 細部に隠されたメッセージ
- 映画のテーマを深読み：私の感想
モッチーネタバレしても面白いと聞きましたが、やっぱりそうですか。
それなら私は一度も見えないからワクワクどきどきしますね。
一度観たいなー！
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『オリエント急行殺人事件』に続く名作、今度の舞台はエキゾチックなエジプト！『ナイル殺人事件』も見逃せない一本です。華やかなナイル川クルーズで繰り広げられる新たなミステリーへ
- 衝撃的な結末が映画全体のインパクトが最高だよ♫
- 巧妙に仕組まれた伏線を知ったあとでも何度も観たくなる魅力をもちあわすすごい映画。
- ブルース・ウィリスとハーレイ・ジョエル・オスメントの演技が深イイって感じ。
- 緊張感あふれるカメラワークと演出が不安と恐怖を煽るのは好きですよ。
- 冷静に伏線を追うことよりも先に感情で自身を見失うぐらい没入してしますよ。
- ミステリアスで心を揺さぶる映画を探している方におすすめの一本。