『麒麟の翼』撮影場所の魅力:あのシーンのロケ地はここだ!

『麒麟の翼』は東野圭吾独特のストーリー構成と人間模様の軋轢をミックスさせた現代風のミステリアスドラマとして大ヒットしました。
主な舞台は東京日本橋。そしてその日本橋中央にドンと構える麒麟像を囲むようにドラマ展開がされています。もっとも印象的な場所は当然この日本橋の麒麟像ですが、伏線の回収劇でのロケ地にも印象的なシーンが撮影された名所がありますので、今回はその撮影場所にスポットをあてて名シーンがどこで撮影されたのかを紹介していこうと思います。
映画聖地巡礼として実際に訪れて映画の世界を体感してみてはいかがでしょうか?

この記事では、『麒麟の翼』を観る際に実際に撮影場所として魅力的なロケ地を調べ上げて、映画の魅力を再発見していこうと思います。

「麒麟の翼」の魅力的な撮影場所について5つのポイントを解説します
今回紹介するのは下記の「5つ」。

目次

見つけた!青柳武明が色紙を購入したお店?

被害者の青柳武明が購入した色紙が重要な役割を果たすシーンが印象的ですが、ロケ地を調べたら小津和紙さんでした。

映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」より

ギル

なぜ被害者青柳武明が折り紙を買ったのか、そしてその折り紙で鶴を折っていたのかが事件の真相解明のカギをにぎるシーンです。

なぜ安産祈願の水天宮でロケを?

安産祈願で有名な水天宮には容疑者であった「八島冬樹」が絵馬を買って安産祈願をしたところです。
実は恋人である中原香織の妊娠を知っていたみたいですね

映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」より

映画『麒麟の翼』で水天宮がロケ地として選ばれた理由は、物語のテーマや登場人物の心情を深く象徴する場所であったからではないでしょうか。

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日本橋七福神めぐりの舞台を巡る

加賀恭一郎の捜査上のひっかりで、『なぜ家族にもだまって被害者』が、日本橋七福神めぐりをしていたのか、その動機や背景を調べるためにいとこの松宮と手分けして神社を回ったロケがありましたね。

公式サイトからの要約になりますのでご了承くださいませ。

日本橋七福神めぐり公式サイト

日本橋七福神めぐりのいわれ
  • 日本橋七福神めぐりは、500年にわたって日本人に受け継がれてきた信仰で、特にすべての神社で構成されている点が特徴です。巡拝距離が短く、短時間で参拝できるのが特長で、江戸下町の伝統を持つ日本橋通りや人形町通りの繁華街を通りながら、懐かしい下町情緒を楽しむことができます。
    出発点は自由に選べますので、お好きな順序でお巡りください。

映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」より

聖地巡礼で七福神めぐりするならまずは見ておくべし!

寿老神

商人と庶民に愛され続ける日本三大稲荷

笠間稲荷神社

笠間稲荷神社は、日本三大稲荷の一つで、笠間藩主牧野家から厚い信仰を受けてきました。1859年、藩主牧野真直が江戸に御分霊を奉斎したのが始まりで、以後、商人や庶民からも広く信仰を集めました。寿老神は長寿や幸運をもたらす守護神として、運命を開拓してくれる神として信仰されています。

福禄寿

強運厄除けの神として篤く信仰される歴史ある神社

小網神社

健康長寿の福禄寿と財運向上・学芸成就の弁財天は、かつて万福寿寺に祀られていました。約550年前に創建された小網神社は、悪疫鎮静の神として祀られ、太田道灌からも崇敬を受けました。戦災を免れた社殿や、御守を持って戦地に行った兵士全員が無事帰還したことから、現在では「強運厄除の神」として信仰を集めています。

弁財天

芸事と金運の神として信仰される由来

宝生弁財天ほうじょうべんざいてん 水天宮境内

久留米藩第9代藩主の有馬頼徳が、加賀藩第11代藩主の前田斉広と宝生流能楽の技を競った際、弁財天に願掛けをし、見事に勝利を収めたことから、宝生弁財天として敬われています。これ以来、芸事や学業、金運にご利益があるとされ、現在まで篤く信仰されています。また、水天宮本殿は文政元年(1818年)に江戸上屋敷(三田赤羽橋)内に祀られたのが始まりです。

毘沙門天

武家に崇敬される勝運と多様な御神徳の神社

末廣神社

慶長元年(1596年)以前に稲荷祠として鎮座し、葭原(吉原)の氏神として信仰されてきました。延宝3年の社殿修復時に中啓(末廣扇)が見つかったことから、末廣神社と名付けられました。幕府に仕える武家からも篤く崇敬され、旗下火消頭が庇護や祭事の奉仕を行っていました。毘沙門天は勝運向上で有名ですが、かつては疫病鎮めの信仰も集め、現在では病気平癒、厄除け、財運向上、福徳繁栄など、多くの御神徳を求めて参拝客が訪れます

恵比寿神

戦勝祈願から宝くじ祈願

椙森神社

創建から一千年を超える歴史を持ち、天慶三年(940年)には田原藤太秀郷が戦勝を祈願し、神の助けで強敵を打ち破ったことから、白銀の狐像を奉納しました。文正の頃、関東一帯で続いた旱魃を鎮めるため、太田道灌が当社に詣でて祈願したところ、霊験があり、これを尊敬して山城国稲荷山五社大神を祀るようになりました。特に神道家の吉川惟足が深く信仰し、大己貴大神の御宣託により恵比寿大神を奉斎しました。今日でも、10月19日・20日に盛大に祭典が行われています。江戸時代には富興行を記念した富塚があり、現在も宝くじ祈願の参拝者が多く訪れます。

大国神

海上の小島に祀られた神々の物語

松島神社

この神社は鎌倉時代の元亨(1321年)以前に創建されたとされ、昔この地域が海で小島があった頃、柴田家の祖先が移り住み、邸内に神々を祀ったことが始まりです。天正13年(1585年)に邸宅を公開し、松樹が茂る島から「松島稲荷大明神」と呼ばれるようになりました。御祭神は大国主神をはじめ、高いご神格を持つ14柱の神々が祀られています。

布袋尊

堀田家を守護する防災と生産の神

茶ノ木神社

茶ノ木神社は「お茶ノ木様」として親しまれ、倉稲魂大神を祀っています。江戸時代、この土地は堀田家の上屋敷であり、神社はその守護神として祀られました。かつては茶の木がぐるりと巡らされた美しい社で、現在も防災と生産の神として信仰されています。

モッチー

日本橋の七福神めぐりというのは恥ずかしいけどもこの映画を見るまで知らなかったんですよね。もう一度見るときはロケ地情報も事前に勉強したので見るのが楽しみだよね

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日本橋の麒麟像が見守る舞台裏

この映画は重要なポイントには必ず麒麟像の前での伏線であったり、登場人物が深い悩みや葛藤を描きながら見上げているシーンが多数あります。麒麟像を見上げながら物思いにふけるシーンは・・・

物語の重要なポイントでの麒麟像シーン
  • 地下道で刺された青柳武明が瀕死に麒麟像まで駆け寄り折り紙を放ちながら絶命
  • 捜査に行き詰まったときに殺人現場に戻る加賀恭一郎
  • 父親との確執があっても労災隠しの責任者として信じない息子が見上げる
  • 水泳部の後輩の母親がブログ投稿者の真意を確かめるために見上げる


麒麟像は単に日本橋のシンボルではなく、物語全体のテーマや登場人物たちの内面に起こる葛藤を反映する重要なシンボルとして考察できますよね。

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日本橋人形町ロケ地巡礼

聖地巡礼するならこちらのyoutubeが参考になりますので予習がてら見ておくことをおすすめします。

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